剽窃の定義はあいまいな物です。一律で決められるものではありません。
どの程度になっていたら。何パーセント一致していたらと、気になる人もいるかと思います。しかし、何パーセント一致していたら剽窃になるのか?と言った明確な基準は世の中に存在しません。
文章で英語の製薬情報などを題材にした文章を作成した場合、まず、薬の名前や病気の名前が長いために一致する単語の一致状況はかなり高くなってしまいます。また、使い方なども「朝・昼・晩」に飲む話だったり、頓服後に眠気が出てしまう話など、似たり寄ったりの話になるのは当然です。
このような内容を短文で紹介しているサイトが沢山あれば、それらのサイトはすべて剽窃扱いになってなってしまいます。
また、1万文字の超大作の中から300文字だけ剽窃した場合、一致状況はかなり低い値になると思います。どの程度の割合を剽窃したかによっても変わってきますので、やはり決めきれない物です。
なので取り扱うジャンルによって一致状況が高いからと言って剽窃とも言い切れない場合などもありますので一律で基準をつくれないのです。
なので、過剰に一致状況を気にしてライティングするのは本末転倒な話なのです。しかし、実態として、Webライターの仕事をしていると●●で計測したら一致率が■■だった。▼▼になるまで落として欲しい。といった話がでることや、初めから●●で計測して一致率が■■になるようにライティングするように言われる事ってありますよね。
これらはすべてめんどくさいからなのです。
では、何にめんどくさいのでしょうか
- 訴えられたらめんどくさい
- 調べるのがめんどくさい
この二つに帰着します。
まず、「訴えられたらめんどくさい」ですが、自らライティングしていない場合、提出された文章が剽窃盗用されていないかどうかわかりません。そのため、自身のオウンドメディアで発表した際に、訴えられた際のリスクを受けないといけません。また、実際に訴えられた場合、ファーストステップで責任を取らないといけないのが、メディアのディレクターになります。
そして、そのような話が出た際に、実際に剽窃なのか、それともたまたま一致したのかを調べる必要があります。本当に剽窃していたのであれば、謝罪しなければなりませんが、そうでない場合で、たまたま一致したのであれば、真っ向から立ち向かうべきでしょう。そして、自分で文章を書いていないのでそれらが事実なのか否かがわからないため、実際はどうであったかを調べないといけないのですが、それらを「調べるのがめんどくさい」のです。
そのため、Webライターは一致状況を低くするように指示されて、偶然に一致していたとしても、一致率を下げることを強要されてしまうのです。
実際問題、剽窃された文章は見比べてみるとわかる物です。正しくリライトまでされると見抜けにくい物ですが、安易な書換えであればぱっと見でわかります。コピペチェッカーは安易な書換えを行った文章なのか否かを確認するのに適しています。
怪しいと思ったらチェックにかけてみてください。
たまたま一致した場合
不運にもたまたま一致する事はあります。
コピペチェッカーでチェックしてみてください。二つの選択肢を選ぶことがあると思います。
誰がどう見ても一致している場合
冒頭でも記したように、書き換えを行いましょう。
貴方は悪くないかもしれません。しかし、依頼やチェックをしていた人からすると、偶然の一致か、悪意の一致かは関係ないのです。
世の中に既に広がってしまっている文章と一致していない事を依頼されていると思って書き換えをしてください。※もしくは、論文提出時にNG判定をくらった場合
誰がどう見ても一致していない場合
剽窃をチェックする仕組みでは 【の】や【は】といった、ごく短い文字だけで判断するソフトもあります。日本語で文章を書けば往々にして引っ掛かってしまうのが当たり前です。
コピペチェッカーには便利なレポート機能があります。
そのような助詞が一致していたからと言って剽窃と取り扱われるのは心外だと争って良いと思いますので、自身の文章と剽窃と言われた文章を並べて比べ、どこがどのように似ているのかを突き詰めてよいでしょう。
無料で利用できるコピペチェッカー
コピペチェッカーは無料で利用できる剽窃(盗用)を確認する事ができるオンラインツールです。
以下の組み合わせで自由にチェックする事ができます。
- ウエブサイト
- テキスト文書
- 張り付けた文書
コピペチェッカーを利用すると、どの場所が似ていたのかを視覚的に把握する事ができます。
コピペだとあらぬ疑いをかけられて調べてみたら、「おはようございます。こんばんわ」などよく使う言葉が一致していただけで、あらぬ疑いをかけられたことは無いでしょうか。
コピペチェッカーの判定は少し厳しめで、疑い前提でチェックします。その代わり、短すぎる言葉などはチェック対象外にしておりますので、引っ掛かる場合は「怪しい」と思ってください。
「コピペになってないよね?」という心配を払拭するために利用するよりは「コピペしましたよね?」と疑い前提で利用する場合に向いています。
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